大嘗祭用の亀甲占いは種の保存法に反しているのか

令和に年号が変わって、2019年の秋には大嘗祭が行われます。

大嘗祭は即位の礼の後、初めて行われる新嘗祭です。

新嘗祭は毎年11月に行われていて、いわば天皇が行う収穫祭です。

新嘗祭では、その年に採れた新穀を神に捧げ、天皇自らも神とともに新穀を食します。

大嘗祭に先立ち、5月13日に亀甲占いが行われました。

アオウミガメの甲羅を火であぶってできた亀裂の形を見て、米を作る水田(斎田)を2つ決める行事です。

アオウミガメの甲羅を1ミリほどの薄さに加工するのですから、相当な技術です。

さて、日本には種の保存法という法律があります。

アカウミガメを含むすべてのウミガメは種の保存法(「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」)により保護されています。

アオウミガメの甲羅をどこから調達したのかわかりませんが、普通なら、亀甲占いはこの種の保存法に違反している可能性があります。

しかし、全てが秘儀であり、皇室伝統の行事なので、亀甲占いを法律違反だと声高に言う人はいません。

ちなみに、今年は、栃木と京都の田んぼが選ばれました。

古代は占いによって政治が行われていた時期があります。

その長い歴史があるせいか、日本人は占いが好きですよね。

朝の番組では、今日の占いのコーナーを設けているテレビ局が多いです。

Yahoo!をはじめとするサイトでも占いのページがあります。

都会の駅前には占いの館があり、電話占いというのもあります。

鑑定料は、対面の場合、だいたい20分程度で3000円というのが多いのではないでしょうか。

電話占いの場合は、1分で200円というように、分単位で課金されます。

対面占いより電話占いの方が、割高だと思います。

占い師も場所を構える必要がなく、電話一本さえあればいいのですから、対面より安くなってもいいのではないでしょうか。

しかし、電話占いのシステムを占い師個人でつくるとなると、大変でしょう。

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